Kimono Hearts Portal Column 結婚式に振袖で参列するときのおすすめヘアスタイルを紹介！

結婚式に振袖で参列する場合、実は髪型や髪飾りに関するさまざまなマナーがあります。本記事では、振袖で参列する際に気をつけるべきマナーや、振袖に適したヘアスタイルを紹介します。振袖で結婚式に参列する際の髪型に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

結婚式へ参列する際に着用できる正装のひとつとして振袖が挙げられます。振袖はドレスとは違った華やかさが感じられ、大人の落ち着いた雰囲気と可愛らしさを両立できる点が特徴です。

そこで今回は結婚式に振袖で参列するときのおすすめのヘアスタイルと、髪型に関するマナーについて解説します。
本記事を読むことで振袖に関するマナーやヘアスタイルの種類が把握できます。ぜひご覧ください。

結婚式で振袖を着るときの髪型マナー

新郎新婦の晴れ舞台である結婚式ですが、振袖を着用した際に髪型について覚えておくべきマナーがいくつかあります。マナーを押さえておかないと周囲に不快感を与えてしまう可能性も出てきます。

ここでは、へアスタイルや髪飾りに関するマナーについて解説します。振袖で結婚式への出席を検討している方は、参考にしてください。

アップスタイルがおすすめ

振袖を着用して結婚式へ出席する際のヘアスタイルは、まとめ髪がおすすめです。とくにアップスタイルにすることで、お辞儀をした際や披露宴で食事をする際にも髪の毛が下に落ちずに、清潔感のある印象を与えられます。うなじも綺麗に見えることから、すっきりとした印象が出せますよ。

アップスタイルができる髪の長さは、肩にかかる、あるいは鎖骨が隠れる程度であれば可能です。もし長さが足りない場合は、エクステを活用することでアップスタイルでのセットができるようになります。

ショートボブならダウンスタイルでも重たい印象にはなりません。ハーフアップアレンジやヘアピンで整え、清潔感のある仕上がりを心がけてくださいね。

派手になりすぎないようにする

結婚式の主役は、もちろん新郎新婦です。そのため自分が主役である成人式のようなボリュームのある髪型や高い位置での大きなお団子ヘアなどはマナー違反にあたります。

新郎新婦よりも目立つことがないよう、アップスタイルでもシンプルさを感じさせるヘアアレンジにしましょう。派手さを抑える分上品さを感じさせるヘアスタイルを意識することで、着物との相性もよく落ち着いた雰囲気になりますよ。ロングヘアの方の場合、耳より下の位置で髪をまとめるようにすると派手な印象を抑えられます。

避けるべき髪飾り

髪飾りは振袖を身につけた際に身につけられる数少ないアクセサリーのため、派手なものを選びたいという気持ちもありますね。しかし、新婦よりも派手なアクセサリーを身につけるのはマナー違反にあたります。

新婦は生花や造花の大きな花飾りを身につけるため、近しいものは避けた方が無難です。花飾りをつけたい場合は、シンプルで小さいサイズのものがおすすめです。

反対に、「なるべく目立たないように」と髪飾りをつけないと、少し寂しい印象を与えてしまいます。つまみ細工や組み紐を用いたものや、べっ甲のかんざしなど、着物との相性が良い髪飾りが控えめでありつつも程よい品を纏えますよ。

結婚式で振袖を着る場合のヘアスタイル

振袖を着用して結婚式に参加する場合、振袖に適したヘアスタイルはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、振袖におすすめのヘアスタイルを3つ紹介します。

編み込みシニヨン（お団子）

シニヨンとは、頭の後ろ部分やサイドで髪の毛をひとつにまとめるスタイルを指します。ヘアゴムで仕上げられるシンプルなものから、編み込みなどでアレンジを効かせたものなど、さまざまなヘアスタイルを楽しめるところがシニヨンの特徴です。

結婚式で振袖を着用する場合、トップやサイドを編み込んで後ろでひとまとめにする編み込みシニヨンがおすすめです。すっきりとした印象があり、うなじ部分も美しく見えるので、大人の落ち着いた印象を醸し出せます。髪飾りを添えることで着物との相性のよさがさらに際立ち、華やかさを演出することができます。

また、三つ編みや編み込み不要の、簡単ながら今どきスタイルが可愛らしい「くるりんぱ」を使った編み込み風シニヨンも人気があります。

シニヨンは、髪をまとめる位置によっても人に与える印象を変えられます。耳より高い位置でまとめると若々しさと可愛らしさを両立した雰囲気となり、低い位置では落ち着いた雰囲気を演出します。髪飾りなどと組み合わせて、自分に合ったスタイルを探してみましょう。

夜会巻き

夜会巻きは「揚げ巻き」や「花月巻き」とも呼ばれ、髪の束を後ろからねじり上げてコームで固定するヘアスタイルです。上品で粋な印象を与えるほか、落ち着いた大人の色気を醸し出せます。

夜会巻きは着物との相性もよく、シニヨンスタイル同様に花かんざしなどの髪飾りを活用することでエレガントな雰囲気が強調されます。三つ編みを作ってカチューシャのようにアレンジすれば、大人っぽさのなかに可愛らしさを演出することも可能です。

夜会巻きのポイントとしては後頭部の膨らみが上がってしまうと過剰に華美な印象になってしまいます。そのため、下の方へ膨らみを持たせることで派手さを抑えられます。

またコームを使う前にピンで髪の束をしっかり固定し、表面全体の毛束を引き出すと程よい抜け感が出ます。大人っぽさが強調されるきっちりとした夜会巻きとはまた印象が異なり、エアリーで柔らかな雰囲気を楽しめますよ。

編み込みのまとめ髪

編み込みのまとめ髪はトップとサイドで編み込みを作り後頭部でひとつにまとめるほか、両サイドで編み込みを作ったあと後ろでまとめるなどのスタイルが楽しめる髪型です。

髪が長く毛量が多い場合でもすっきりとした印象を与えてくれるので、振袖のときもまとまりがあり、華やかないイメージに仕上がります。ショートヘアの場合でも編み込みは可能です。サイドを編み込んでまとめることで、可愛らしい雰囲気に仕上がりますよ。

編み込みのまとめ髪はロングやショートなど髪の長さに縛られることがないため、惹かれる方はぜひチャレンジしてみましょう。「編み込みは難しそう…」とお悩みの方は、2つの毛束をねじって作るロープ編みもアレンジの幅が広いためおすすめです。

結婚式に振袖で参列するときのマナー

振袖で結婚式に参加する際には、振袖の色やアクセサリーを身につけるときのマナーを把握しておく必要があります。ここでは、振袖で参列するために覚えておきたいマナーについて解説します。

デザイン

結婚式で振袖を着用する場合、奇抜過ぎる色や柄は避けた方が無難です。新婦よりも目立ってしまっては、せっかくの結婚式に水を差してしまいます。

神社婚や仏前式などの和婚では、新婦は白無垢、色打掛、引き振袖などの和装です。またチャペル挙式でドレスを着る場合でも、披露宴で和装を着るケースがあります。そのため振袖で参加する場合、事前に新婦にどのような衣装を着るのか聞いておくと当日着物の色が被る心配もなくなります。

また、アニマル柄の振袖や小物はどんなスタイルの結婚式でも避けることをおすすめします。殺生を連想させることから、神社やチャペルで悪印象を持たれてしまうかもしれません。

結婚式では色・柄に関するマナーやイメージなどさまざまな制約があり、どのような振袖であれば問題がないのか悩んでしまうこともあるでしょう。その際はぜひキモノハーツに気軽にご相談ください。お客様のお好みも大切にしつつ、結婚式スタイルに合わせた振袖コーディネートを提案します。

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こちらの記事では、無地の振袖選びのポイントやおしゃれに着こなすコツを紹介しています。

アクセサリー

振袖で結婚式に参加する際、どのようなアクセサリーであれば問題ないのか悩んでしまうこともあるでしょう。振袖の場合、指輪の着用はデザインがシンプルなものであれば問題ありません。

ネックレスやブレスレットは振袖を着用する場合はマナー違反となります。振袖は腕に何もつけていない方が美しく見えるため、普段身につけている人は結婚式にお呼ばれした日だけは控えるようにしましょう。

腕時計もネックレスやブレスレット同様、身につけない方がよいでしょう。時間を気にしていると思われてしまい、悪い印象を与えてしまいます。当日は新郎新婦のお祝いに集中するために、時計の着用は控えましょう。

また、ドレッシーでありながら主張しすぎないパールはお祝いのシーンに身につけるアクセサリーとして最適です。パール付きの髪飾りは着物との相性もよく、バレッタやＵピンなどバリエーションも豊富なため、是非お気に入りのものを見つけてくださいね。

まとめ

結婚式に振袖で参列する際、ヘアスタイルはアップスタイルがおすすめです。お辞儀をした際に髪の毛が垂れ下がる心配がないほか清潔感もあるため振袖との相性は抜群です。髪の毛をまとめることで、うなじが綺麗に見えることから、大人の落ち着いた雰囲気も演出できます。

アップスタイルアレンンジのおすすめは、編み込みシニヨンや夜会巻き、編み込みのまとめ髪です。どのヘアスタイルも大人の落ち着いた雰囲気や可愛らしさを演出できるほか、髪飾りの使用で華やかさが増します。結婚式へ振袖で参列する際、振袖のデザインに合うヘアスタイルで新郎新婦の晴れ舞台を祝いましょう。

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